ゲーム制作ツール「Gdevelop」TIPS・備忘録
ゲーム制作ツール「Gdevelop」はとても優秀なツールですが、2019年末に日本語サポートが始まったばかりなので、まだまだ情報が多くありません。自身のメモ書きをTIPS共有も兼ねて、試行錯誤の結果を記事として残しておきます。
日本語の公式WIKIはこちら。まずはチュートリアルから始めるのがおすすめです。以下に記載する項目もチュートリアルで学べるものが多いです。
お役立ちリンク
キャラクターを追従する
条件:指定なし
レイヤーとカメラ ⇒ カメラのX位置の中心
変数は代入、値は Player.X() を指定
メモ
中央に移したいだけなら、レイヤーとカメラ ⇒ オブジェクトの中央にカメラを合わせる を選択し、プレイヤーオブジェクトを指定すればよい。
ただしこの場合はジャンプしたときも追従するので、『スーパーマリオブラザーズ』よろしく横移動したときだけ動かしたいときはこの設定を使用する。
撃破数のような「文字列+数値」の可変テキストを表示
任意のテキストオブジェクト作成。今回は撃破数を出したいので、初期状態は「撃破数:」とする。「撃破数:0」などでも問題ない。
条件:指定なし
イベントで該当のオブジェクト選択。アクションは テキストを修正する を選択。
オペレーターは代入、値は "撃破数:" + ToString(Variable(enemyDeleteNum)) とする。
enemyDeleteNum:撃破数を格納する変数の名前。好きな名前でいい。
Variable(変数名):変数enemyDeleteNumを呼び出す(値を取り出す)。
ToString(任意の値):値を文字列に変換する。「撃破数:」という文字列と「撃破数」の数値を連結して表示するには、形式を揃える必要がある。
変数enemyDeleteNumはあらかじめ宣言しておくとよいが、宣言していなくても初回動作時に初期値0で自動生成される。ただし変数名が重複すると正常に動作しない可能性があるので、あらかじめ宣言することを推奨。
ランダムな数値
値の制御などでランダムな数値を入れたいときは、
Random(数値)
とする。動作は「0から数値までの整数をランダムに選択」。
Random(1)とすれば、0と1のいずれかをランダムで選択する。Random(1,5)とすると、1から5のいずれかをランダムで選択する。その他のランダム数式はリファレンスを参照するとわかりやすいのでオススメ。