【RTA WEEK】Pixel Art Runners 主催レポート 後編
去る2021年5月8日、初めての主催イベントである「Pixel Art Runners」を実施しました。どういうことをやったかの振り返りが中心になります。前編は企画準備、後編は企画当日と振り返りが中心になります。
今回は後編ということで、企画当日と振り返り。詳細は続きから。
企画当日
徹夜で迎える
Pixel Art Runnersは5月8日の朝8時からの開催ということで、寝坊がいちばん怖かったです。ということでアテレコキング観ながら徹夜しました。ずっと笑ってた。
本番準備
7時半頃に最初の走者の準備開始。配信をあらかじめ開始しておいて、ボランティアスタッフの方に配信状況が問題ないかチェックしてもらいました。
RTA WEEK NEWSが早めに終わったので、いつでも開始できるように待機。7時57分頃に切り替える旨の連絡をいただき、配信が始まりました。
スタッフの役割分担
主催
配信管理と運営内部の意思決定を担当しました。配信面は大きな問題はありませんでしたが、反省点はいろいろあります。後述。
スタッフ
御三方いらっしゃったので、
を担当していただきました。スタッフの中にもイベント参加者がいたので、そこは途中で交代してもらうなどで対応していただくようにしました。
本番開始
OPは用意してないので、待機画面スタート。主催あいさつとともに、最初の走者の紹介を行いました。その後のトランジションもあり、つかみはそこそこだったかなと。
ちなみに待機画面のレイアウトはNodeCGでいろいろ切り替えられるようにしたのですが、アクシデントでうまくいかなかったため、
こういった背景に
こういう画像を乗っけて、毎回画像を切り替えるという方式にしていました。今回はタイトルが少なかったのでこれでもOKでしたが、ゲーム数が増えてきた場合が怖いので、次回までにシステムはしっかり構築しておきます。
待機画面で使用した素材は『星のカービィ スーパーデラックス』を参考に自分で打ち直しました。縁取りとかもうちょっと合わせても良かったなあという反省点。
本番中
待機画面
基本的には次の走者さんの準備ができるのを待ち、準備完了報告を受けてから幕間のしゃべくりを始めていました。
カンペはガッツリ作ってました。イベントは走者が主役なので、できるだけ自分が出すぎないように走者さんの豆知識だったり、ゲームに関する説明をするようにしました。
あと、ちょいちょい待機画面でういちゃんがカービィに吸い込まれてたりしてましたが、途中からはアドリブでやってました。今後は待機画面でも色々楽しめるようにしてみたいですね。
RTA中
マイクオフを忘れずに。ミラー配信先の画質や遅延などを確認しながら、いち視聴者として楽しみつつ、Discordを確認したりしてました。大きな問題はありませんでした。エキシビジョンで発生したハプニングに関しては後述。
裏の連携
走者連絡などはスタッフの皆さんにおまかせしていたので、自分は困ったときのヘルプや意思決定のみ担当。今回で言えば「時間が大幅に巻いたことによる余剰時間をどうするか」という問題の話し合いがメインだったと思います。
正直なところ、時間が余る想定ができていなかったので、急遽きせあきさんに別のカテゴリーを走っていただくことになりました。本当にありがとうございました。
連携面は当日にいろいろ決めたこともあったため、事前の打ち合わせは入念にしなければいけない、というのが反省点です。
本番終了
いろいろありましたが最終的に10分ほど巻いてイベント終了。終了前後は眠気が勝りまくっていたので、何を話していたのかあまり覚えていませんが、好評なようで本当に良かったです。次回も楽しみという声をいただけたのは本当に嬉しい。
というわけでここからは各種振り返りです。
良かったこと
デザインが好評だった
配信レイアウトやトランジションは言及してくれる人が多かった印象。突貫仕上げのエンドロールや次回予告も好感触でいい感じでした。
予想外に巻き進行だった
エキシビジョンを追加しても10分ほど尺が余った模様。すべてが順調に進んだという良い点ではありますが、こうなることを予想できていなかったという悪い点も孕んでいます。
ネット回線の調子が良かった
マンション備え付けですがなんとかなりました。3月末に申し込んだ回線工事はまだ始まっていません。
各走者の走りが素晴らしかった
新世界記録も出るなど、走者の皆様全員がESTに収まる素晴らしい走りを披露してくださいました。本当にありがとうございます!
スタッフの皆様が超優秀だった
突然の提案にも即レスしてもらえて本当に助かりました。当初は自分ひとりで全部回そうとしていたのですが、思い切ってスタッフを募集してよかったです。
悪かったこと
連携が不十分だった
走者の準備ができたら合図を出してください、と言いつつ間違えて自分のペースで進めてしまうなど、シカダ側の連携不足が否めませんでした。
問題はおそらく「幕間のしゃべくり担当と配信担当が同じ」であるため。しゃべりのほうに頭を持っていかれて、あまり連携ができていませんでした。次回はここをもう少し改善して、どのように変わるか見てみたいです。
発生しうる事態を想定できていなかった
今回は大幅に時間が巻いたこと。Pixel Art Runnersは後ろに別の企画が控えているため、とにかく遅れないようにという点に主眼を置きすぎた側面があります。
ここはリスクマネジメントの問題。巻き進行の際には何をするか事前に話し合っておくべきでした。次回以降、時間が大幅に巻くことがあれば、走り終えた走者を招いたインタビュー(プロ野球オールスターで選手が放送席に来るイメージ)を実施しても面白いかもしれません。
走者チャンネルにおけるハプニング
難しい問題ですが、これはエキシビジョンで起きた話。軽微なものではありますが、エキシビジョン中に走者チャンネルのチャンネルポイント使用で画像が表示された結果、本番にもそれが表示されてしまいました。
実際には温かく笑って迎えられていましたが、内容によってはよろしくない事態となっていた可能性もありますので、反省点です。
対策は2点。まずは各走者に「ミラー配信をするのでチャンネルポイントなどの設定は切ってもらうように依頼」すること。可能であれば新規にプロファイルとシーンコレクションを作成するようにマニュアルに明記しても良いかもしれません。
次に「走者の応援は可能な限り本部にで実施してもらうようお願い」すること。ミラー配信のため走者のチャンネルでも走りは見れますが、一応イベントという体裁をとっているので、走者のチャンネルではなく本部を見てもらうことで、チャンネルポイントの誤作動などは防げるのかなと思います。
本番中に予期せぬ事態が発生するのは、走者にとって大きなプレッシャーになってしまうため、ここは次回以降徹底します。
次回に向けて
第2回Pixel Art Runners(仮)は、2021年秋頃開催を目標としています。どのような開催形態をとるかは未定のため、正式に決定したらまた告知します。
上記反省点などに加え、次回以降は
- Pixel Art Runnersにしかできないこと
- ピクセルアートならではのイベント内企画の実施
- 運営メンバーの募集
などを念頭に、引き続きピクセルアートの素晴らしさを広めていくため、Pixel Art Runnersの開催を続けていこうと思います。
コアとなる運営メンバーの募集は随時行っております。今回、Pixel Art Runnersをご覧いただいたことで運営に興味が湧いたという方がいらっしゃれば、シカダのTwitterなどにお気軽にお問い合わせください。
最後に、主催レポートをここまで読んでくださりありがとうございます。
技術面や運営としての経験はまだまだですが、今後もRTA界隈の発展を願ってイベント主催・運営に関わっていければと思っています。
ありがとうございました!