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スタジオ箱庭

「どんなときも遊び心」がポリシーのWEBクリエイター・津上夏哉のブログです。

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【レビュー】ワンコインで遊べる見下ろし型アクション『神巫女(カミコ)』は、ドットで描かれる「和」の世界が美しい

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ハクスラのようで、『ゼルダ』っぽい謎解きも。『神巫女(カミコ)』はフライハイワークスより、4月13日にNintendo Switchで配信開始された和風アクションゲーム。500円という安さに何よりも驚くソフトだ。公式サイトでは「カンタン操作でサクッと遊べる!」と謳われている。

 

僕はなんといってもこのドットが大好きなので、つい何も考えずに買ってしまった。ドットいいよねドット。しかし、果たしてゲームの内容はどれほど面白いのか。500円を払うだけの価値はあるのか!? サクッと遊んだみたので、操作方法、ストーリーなどを追いながらレビューしていこう。

 

「神巫女 -カミコ-」紹介映像

 

 

壮大なオープニングなどは特になく、起動すればすぐにタイトル画面が登場。さすがサクッと遊べるを謳っているだけのことはある。プレイデータは3つまで作成できるので、家族や友人シェアすることも可能。

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まずは、操作キャラクターを3人の中から選ぶことになる。左のヤマトは大剣の近接タイプ、真ん中のウズメは弓の遠距離タイプ、右のヒノメは短剣と盾のテクニカルタイプだ。

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みんな可愛いので、誰を使用するか悩むところだけど、嬉しいことに1つのセーブデータで3人とも遊ぶことができるので、好きなキャラクターを使っていこう。操作難度としては、簡単な順にヤマト>ヒノメ>ウズメだろうか。

 

ちなみに、ヤマトが持っているのはクサナギノツルギで、ウズメは矢尻にヤサカニノマガタマを装着、ヒノメの盾はヤタノカガミと3種の神器が揃っている。なるほど、さすが和風を冠するだけのことはあるけど、矢尻がヤサカニノマガタマって、それすぐになくなっちゃうよね?

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キャラを選ぶと物語がスタート。桜の舞う背景が美しい。現し世に住む主人公はある日、神様によって隠り世(=あの世)に呼び寄せられる。曰く、現し世と隠り世をつなぐ幽現の門が天魔によって封じられたらしい。

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このままでは、現し世が滅んでしまうとのこと。今までは神様が治めていたけど、門を塞がれて、現し世には天魔だけが住まうことになったということなのかな?

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天魔によって封印された幽現の門を解き放つことが目的。シンプルで分かりやすいストーリー。というわけでさっそく冒険の旅へ!

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最初のステージは「目覚メノ森」。ステージは全部で4つあり、それぞれのステージに巣食う天魔を倒せばステージクリアとなる。

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操作はスティックで移動、LRやBを押しながらでダッシュ、AorYで攻撃。ハック&スラッシュのような操作感で、バンバン敵をなぎ倒せる。オラオラ、死ねぇ!

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HPは左上の赤いダイヤで表示される。意外と少なめ。その下にあるゲージはSPと呼ばれで、敵を倒すとどんどん溜まっていく。攻撃ボタンを長押しすれば、SPを50ほど消費して必殺技を使うことも可能だ。

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もちろん、HPがゼロになればゲームオーバー。最後にセーブした場所からやり直しになる。死ぬときもサクッと死ぬので、突っ込み過ぎに注意。 死んだ場所はお星様となっていつまでも表示されるので、ちょっと恥ずかしい。

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基本はまずフィールドにあるギミックを解き明かし、ステージに4つ存在する鳥居を解放するという流れになる。その後、ボスである天魔を倒せば晴れてステージクリアだ。

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ギミックは少し頭を使う。さながら往年の『ゼルダ』のような謎解きが用意されていて、柔軟な頭で処理していくことが重要になる。ゼルダ脳があれば、そこまで謎解きに苦労することはない。幸い、最初のステージは敵の攻撃がそこまで激しくないため、ここでじっくり感覚を研ぎ澄ませておこう。

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最初は敵も自発的に攻撃せずうろうろしているのみだけど、ステージを進めていくと主人公を攻撃してくる雑魚敵も出現。

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うーん、どうみてもキウイだコレ。攻撃頻度は高くないので、ダッシュを活用して避けながら倒すのが吉。

 

順調に4つの鳥居を解放すると、ワープポイントが出現。この先でボスが待ち受けている。光の差している演出がドット絵とマッチしていい感じ。

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さて、最初のステージのボス。どことなく『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』の「風のとりで」のボス・オーイスを思わせる見た目だけど、もちろん倒し方はまったく違う。ちなみにボス部屋前にはHPとSPの強化アイテムがあり、HPは4→5、SPは200→250にアップしている。これなら楽勝だな(フラグ)。

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とりあえず適当に斬ってみたけど、まったく攻撃が効かない。地面にスイッチのようなものがあるので、これを活用すればいいようだ。

ただ、ボス以外にも雑魚がうろちょろしているので、油断しているとすぐに死……

 

あっ。

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…………_(:3」∠)_

 

気を取り直して再戦。嬉しいことに、リスタートはボス戦からだ。

ボスの行動をうまく利用することに気づけば、どうということはない。今度はやられることなくあっさりと撃破。なんだ、弱いじゃないか!

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「その割にけっこうHP削られてんじゃねえか」というツッコミは禁止。『Hyper Light Drifter』で多少は鍛えられたものの、アクションゲームは苦手なんだ……。

 

何はともあれ、これで見事ステージクリア。1つステージが終わるごとに、クリアタイムが表示される。慣れてきたら、友人とタイムアタック勝負をしてみてもいいかもしれない。今さらだけど、やっぱりドットがめっちゃ可愛い。

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そしてすぐさま次のステージへ。この調子で4ついる天魔を倒していけばいいようだ。もちろんそれだけで終わり……ということはなく、ラスボスのような天魔もいるのだろう。とりあえず今回はここまで。

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前述したクリアタイムを見ればわかるとおり、スクショを撮りながらのグダグダプレイでも10分そこらでクリアできるので、サクッと遊べるという点は大きな強みになりそうだ。ちょっとしたキルタイムにおすすめできる。

 

区切りがついたところで、ヤマト以外のキャラも使ってみた。

遠距離タイプのウズメは、遠くから弓矢で攻撃する。ただし矢を放てるのは上下左右の4方向のみなので、慣れるまでは少々手間取るだろう。ちなみにヤマトの剣は前方3マスと、にも攻撃判定がある。

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溜め打ちは追尾型の一斉掃射。囲まれた時に使うと非常に便利だ。

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残るヒノメは、けっこうトリッキー。攻撃ボタンを押すとブーメランのようにヤタノカガミを投げ、それが飛んでいる間に攻撃ボタンを押すと短剣で攻撃できる。遠近を兼ね備えた万能型でありながら、操作性は上級者向けだろう。

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溜め攻撃はヤタノカガミをぶん回す。その鏡どうなってんの? さながら『スーパーボンバーマン4』のハンマーボンバーのよう。このたとえでわかる人いるのかな。いたら一緒にボンバーマンで遊ぼう。パスワードは「5656」「7777」な。

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閑話休題。3人の操作キャラクターにはそれぞれ特色があり、誰が強いかなどは甲乙つけがたい。ガンガン攻撃したいならヤマト、ヒットアンドアウェイならウズメ、テクニックを極めるならヒノメを選ぶのがベターか。

 

もちろん、完全に見た目で選ぶのもあり。僕が見た目で選ぶなら、デザイン的に好きなのはウズメかな……。

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その他に、タイトル画面では音楽や言語の調整が可能。日本語以外に、英語と中国語に対応している。また、ゲーム中にXボタンで開けるポーズ画面では、タイム表示、画面の揺れなどを切り替えることができる。タイムアタックの良い指標になりそうだ。

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ドットで描かれる「和」の世界は美しく、それでいて操作は実にシンプル。ドット好きとならば、精細でヌルヌル動き回るキャラクターや風景にきっと見とれてしまう。ステージ名のフォントがドットではないのが少し残念だったけど、それは瑣末なことだ。古き良き8bitゲームが好きなら、きっと満足できることだろう。

 

更に細かい点を見れば、BGMがかなりいい感じ。ファミコンの『ロックマン』に通ずる高鳴りを感じる。作曲したのはみそかさん。サウンドトラックが4月27日に発売されるので、エイトビートミュージック好きはぜひともチェックだ。

 

こんなゲームがワンコインで遊べるとは、とても良い時代になった。『ブレスオブザワイルド』のように壮大なゲームで遊ぶのも楽しいけど、この『神巫女』のようにシンプルでサクッと遊べるゲームこそ、Switchの持つ携帯性が十二分に活かされているのかもしれない。

 

難しい操作は必要ないので、気軽にアクションゲームを楽しみたくなった時にはうってつけだ。丁寧さが光るドットに、あなたはきっと心をつかまれる。

 

『神巫女』はNintendo Switchニンテンドーeショップにて、500円(税込)で配信中。

 

神巫女(カミコ)

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  • ジャンル:見下ろし型2Dアクションゲーム
  • プレイ人数:1人
  • 価格:500円
  • プラットフォーム:Nintendo Switch

 

 

 

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