『ISLANDERS』は単純な島クリエイターではなく、緻密なパズルゲームだ

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秘密基地のあるゲームは、プレイヤーの空間デザイン能力が問われます。

『ISLANDER』もその例に漏れません。秘密基地というかゲーム本体が秘密基地。ぽいっとまっさらな島に放り出されると、次々設備が用意されていきます。

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製材所や大邸宅など、各設備にはスコアが存在します。シティセンターのそばに邸宅を置けばプラスされたり、木こりの家の近くに木こりの家を置くとスコアがマイナスされたり。追加された設備で規定のスコアを満たせば、次の設備が追加されます。何が追加されるのかはおそらく予測できません。

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設備がなくなった時点でスコアを満たせなければゲームオーバー。まったく違う島で初めからやり直し。スコアはオンラインで共有されるのでランキング要素もあるっちゃあります(おまけ程度?)。

一手前なら巻き戻しできる(上記画像の中央下)のと、ある程度スコアを溜めたら次の島に行ける(上記画像の右下)ので、救済措置(?)もそれなり。今ある島の発展が難しくなれば、諦めて次のフェーズに移るのもありです。

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『ISLANDERS』は、前述したハイスコアモードのほかにサンドボックスモードを搭載。こちらはスコアを気にすることなく好きなように配置することができるので、自分だけの架空の島を作ってみたい、という人はこちらのモードがおすすめ。

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できることはこれくらい。非常にシンプルですが、時間を忘れて没頭できるものでもあります。ハイスコアモードは単なる島クラフトではなく、スコアの積み重ねを考えてプレイする必要のあるパズルゲームとして。サンドボックスモードは島づくりシミュレーターとしてまったく異なる姿を持っています。街づくりの喧騒に疲れた人におすすめできます。

『ISLANDERS』はSteamで配信中。Steamサマーセールの対象であり、7月10日まで60%オフで購入できます。