単純操作のゲームに飽きたなら『アークナイツ』をやろう
突然ですが、自分は周回を大前提とするゲームがあまり好きではありません。『アナザーエデン』みたいな例外もありますが、先日記事を書いた『ミニ四駆 超速グランプリ』は周回要素が酷すぎて、ほとんどプレイしなくなってしまいました。
最近遊んでいるのは専ら『 アークナイツ(明日方舟)』。中国発のスマホ用タワーディフェンスゲームで、開発がHyperGraph、運営が『アズールレーン』のYostar。中国でヒットしているタイトルで、2020年1月16日から日本でも配信が始まりました。
友人の勧めで、自分も初日からプレイしています。ゲームの仕事をしていると、こういった情報をもらえるのはありがたいです。
現在メインストーリーは4章まで実装されていると窺っているので、本編はそろそろ進め終わり。もうすぐ5章が配信されるので、それまでにはクリアできればと思っています。レベルはめちゃくちゃ上がっているわけではないですが、存外タワーディフェンスの沼にハマってしまい、ドップリ遊んでいる状態。
タワーディフェンス(以下TD)は今までほとんど遊んでこなかったのですが、なぜ今になってハマり始めているのか。『アークナイツ』のシステムを交えながらちょっと考えます。
高レアのキャラだけではなんともならない
スマホゲームは高レアのキャラクターをガチャで引くことが重要です。高レアのキャラクターは基本低レアのキャラクターより優秀なので、パーティをいかに高レアで染められるかが攻略の鍵になると思います。
この方針は『アークナイツ』でもそれは変わらず、基本的に高レアの(オペレーター)キャラクターは圧倒的な能力を持っていることがほとんどです。ただし昇進(他のゲームでいう進化)を最終段階まで進められなければ、真価を発揮することは難しいです。
高レアになるほど、昇進素材の収集難易度は高くなります。反対に、低レアであれば昇進素材はすぐ集まるレベル。長い目で見れば強くなるのは高レアですが、序盤は低レアを中心に育成しなければ、素材集めのステージをクリアすることもままなりません。
昇進2段階目の必要素材はガチのマジでエグい
ガチャを引いて高レアのキャラクターを手に入れることは大事ですが、まずは低~中レアのキャラクターを育成し、地盤づくりを勧めることが何よりも最優先。それなりに強いチームができて、高難易度のステージも安定してクリアできるようになって、初めて高レアリティの育成に移行するのが無難です。
これを意識できなければ、よほど手練のTDプレイヤーでない限り必ず詰まります。中国に「隗より始めよ(大事業をするには、まず身近なことから始めよ)」という故事成語がありますが、中国発のゲームでこれを意識することになろうとは。
自動指揮は時にリスクを伴う
『アークナイツ』には自動指揮システムがあります。サポートの力を借りず、一人の侵入も許さずにクリアすると、同ステージの自動指揮が解放。クリアした時の配置・スキル発動タイミングなどを忠実に再現してくれます。
忠実に再現するがゆえ、自動指揮は時にリスクを伴います。
『アークナイツ』は自動回復するコストを消費して、オペレーターを配置します。コストはオペレーターを昇進させると増加するので、コストがギリギリの状態でクリアしていた場合、オペレーターを昇進させると
本来配置するはずのタイミングでコストが足りないので配置できない=クリア時の状況を再現できない
ということが起こります。この問題はオペレーターの潜在を解放することで解決できます。潜在はガチャでオペレーターが被った時にもらえる「印」を使用することで解放を進められ、コストダウン効果もあります。
そのためオペレーターを昇進させても潜在を解放できていれば問題はないのですが、高レアの場合はそう簡単にキャラが被らないので、容易ではありません。
反面、低レアはキャラ被りが起きやすい=潜在解放しやすいので、自動指揮に影響を与える可能性も低くなります(先に潜在解放してから昇進させた場合は別ですが)。
オペレーターの昇進を行った場合、自動指揮は見直しが必要です。リスクが検出された時点で手動操作に切り替えることも可能なので、指揮を見直すか、そもそも新しいチームで挑むのがベターです。
昨今、自動周回ができるスマホゲームは増えました。スキップチケットで周回の難易度を大幅に下げているタイトルも多いです。『アークナイツ』も例に漏れませんが、自動指揮に潜むリスクは、単純操作になりがちな自動周回にスパイスを加えた面白い要素だと感じました(人よっては面倒くさいと感じるかもしれませんが)。
まとめ:何をするにも戦略を練らねばならない
『アークナイツ』は脳死でプレイするとまともに遊べません。基地の配置はどうするか。だれをどう配属させるか。求人で狙ったキャラを効率良く出せるか。どのスキルを使用するか。タイミングは。ランダム性のあるスキルは自動指揮に影響を及ぼさないか。誰を優先して育成するか。一挙手一投足が重要な意味を持ちます。
とはいえゲームなので、チュートリアルをよく聞き、基本に則ってプレイすれば自分のようなTD初心者でもそれなりに遊ぶことができます。敵の攻撃からどうやって守り抜くか考える行為は大好物なので、少しずつTD沼にハマりつつもあります。
よくよく考えると、本質は『パワプロ』のペナントや栄冠ナインと変わらないですね。そりゃハマるわ。単純操作のゲームに飽きて、もっと思考力を鍛えたいという人にはオススメできるゲームです。『アークナイツ』をよろしく。
蛇足:オペレーターが可愛い
蛇足ですが超重要項目です。
推しです⛴ pic.twitter.com/7YdblHVNPV
— シカダ (@cicada_sweet) 2020年1月26日
こんなに可愛い子が女の子なわけないだろ! pic.twitter.com/XDAEanxAAf
— シカダ (@cicada_sweet) 2020年2月11日
おともだち募集してます #アークナイツ pic.twitter.com/M9HfUx9nSY
— シカダ (@cicada_sweet) 2020年2月16日
#アークナイツ戦友募集
— シカダ (@cicada_sweet) 2020年2月19日
初心者です。ペンギン急便推し。よろしくお願いします〜! pic.twitter.com/ARAAQ5esQ1
メイヤー欲しい…… pic.twitter.com/b6D1AEtml6
— シカダ (@cicada_sweet) 2020年2月22日