【パワプロ】ペナントで一番影響のある「投手の赤特」は?【理論編】
『パワプロ』のペナントを遊ぶとき、未だに悩むのが投手の赤特を消すべきかどうかというところです。赤特を消したほうがいいのか、それとも放置して能力を上げるか青特をつけるか……。
自分自身の備忘録とするために、改めて赤特についてのデータをまとめました。データについては『2018』のガイドブックを参考にしています。『2020』もこれを流用していると考えていいでしょう。
詳細は続きから。
一発
効果:失投した時に、ボールがど真ん中にいく確率が1/5になる
通常時の確率はわかりませんが、対となる青特「逃げ球」は1/20にする効果があるので、通常時は1/10でど真ん中になるのでしょう。
オーペナはプレイヤーの腕に関係なく計算で成績が出力されるので、こういった直接的な数値が変わる特殊能力の影響は大きいと思います。
打たれ強さF
効果:通常よりピヨリ状態になりやすい
ランク特能は赤特と判断される「F」を見ていきます。こちらは数値ではなく完全な感覚値が記載されています。
ピヨリ状態は球速が減少、失投率増大、変化量ダウンの効果があると言われていますが、正確な値はわかりません。
個人的な感覚でしかありませんが、打たれ強さの赤特を持つ投手は非常に極端な成績になると感じます。ソフトバンク武田などが好例です。
回復F
効果:ペナントモードでの登板後のスタミナ回復が遅い
新人投手につけられる赤特ナンバーワン。規定到達で回復Eになり、160イニング超えでようやく回復Dになります。中継ぎだと50試合登板しないと成長しません。
純粋にスタミナ回復が遅くなるので、先発でも中継ぎでもきついです。ビハインドで休み休み使うにしても、ビハインドで50試合投げるのは至難の業です。
軽い球
効果:球質が3%低下、打たれたとき打球が伸びやすい
球質パラメータってなんだよ。開示してくれよ。青特「重い球」は球質が4%向上します。飛距離の計算がわからない限りは影響度などわからない。
ただ、ソフトバンク石川などは軽い球を持ったままでも良い成績を残すことがあるので、「ないほうがいいが、あっても問題はない」レベルかと思います。
クイックF
効果:投球モーションが遅く、盗塁されやすい
盗塁の成功率に関係があるだけで、投手の成績には直接影響がありません。どちらかというと盗塁されることでランナーが二塁に進み、「対ピンチF」などを併発する可能性があることを危惧すべきです。
というわけで、それらの赤特のアリナシで影響は大きく変わります。
シュート回転
効果:ストレートがランダムでシュート回転、そのとき球質が2%ダウン
だから球質パラメータってなんだよ。個人的に影響は少ないと思います。そもそも発動がランダムな上に、軽い球よりも低下レベルが低い。
スロースターター
効果:先発時、1回は「球速-4、変化量-2、コントロール-13」、2回は「球速-2、変化量-1、コントロール-7」
害悪。これがあるばっかりに先発が死ぬことも多いです。ヤクルトのデフォルト先発陣は6人中4人が持っています。
中継ぎだと発動しないので転向しがち。せめてスタミナ消費量軽減があればイニングイーターになれる可能性があるのですが。
寸前×
効果:先発時、リードしていると5回と最終回に球速-2、コントロール-10
見た感じヤバそうな赤特に見えますが、変化量が下がらないので影響はそこまでない印象です。ただしコントロールが大きく下がるので「四球」持ちだときつい。
対左打者F
効果:左打者が相手のとき、球速-2、コントロール-5、消費スタミナ+5
個人的に害悪。球速とコントロールは微減ですが、消費スタミナ増加がデカい。粘られるとすぐにスタミナ切れに。スタミナ切れだと能力が著しく下がります。
何が害悪かって、相手バッターが左打ちなら強制的に発動する点です。スタミナを気にしない中継ぎなら影響度は低いかな、という感じ。
対ピンチF
効果:得点圏に走者がいるとき、球速-1、変化量-1
対ピンチは変化量がすべてです。総変化量ではないので、すべての変化球の変化量が1ずつ下がります(多分)。
クイックFと両立している場合は注意が必要。またピンチで緊急登板しやすいビハインドの中継ぎも、これがあると燃えやすいです。逆に勝ちパターンだとあまり影響がないことも。
短気
効果:連打されるとコントロール-10、失投しやすくなる
またしても感覚値。コントロールの低下は大きい。よほど抑えない限り連打はされるので、そのたびにコントロールが低下するのはきつい。
が、こちらも変化量に影響が出るわけではないので、影響度は低そう。失投しやすくなるので「一発」あたりとの合併症が痛い。
力配分(※青特との混合)
効果:相手打者の能力が低いとき、球速-2、変化量-1、消費スタミナ-10
イニングイーターには必須の特能。標準能力であるDを基準に能力の高低が判定されるという話です。Cなら無発動、Dなら発動。打者能力なので、パワーとミートで判断?
楽天則本のように能力が十分に高いなら影響は受けにくいですが、ロッテ石川のように少し強いレベルだと影響を強く受ける可能性があります。
ノビF
効果:ストレートが本来の球速よりも遅く見える
またしても感覚値。球質下げるとかじゃダメだったんですかね。影響は少なからずあると思います。
が、ノビGのヤクルト石川(石川ばっかだなこの記事)があまり炎上しないことから、技巧・軟投派なら大した影響はないと判断。速球中心でノビFは地雷ですね。
ポーカーフェイス(※青特との混合)
効果:スタミナ切れやピヨリ状態になっても選手の見た目が変化しない
見た目の問題ですが重要です。COMはスタミナ切れ・ピヨリ状態になると後退する傾向にあるので、交代させられない=イニングイーターには重要な能力です。
反面、打ち込まれてもなかなか変えられないので、負けがつきやすい印象。楽天涌井やソフトバンク大竹はモロに影響を受けています。
負け運
効果:登板すると味方チームのパワー-5
菅野でおなじみのアレ。ソフトバンク大竹やオリックス山本にもついています。投手能力ではなく、投手と野手の成績に直結する悲しき赤特。
打てば問題ないので、チームによってはほとんど影響なし。その分、パワーB以上が少ないオリックスだとかなり大きな影響があります。微々たるものですけどね。
四球
効果:カウントがスリーボールになるとコントロール-20
減少値が著しく大きい赤特。スリーボールになる場面などコントロールが良かろうがいくらでもあるので、頻繁に発動します。故に四球も多くなります。
影響力がかなり大きい特能である印象。他の能力が標準レベルでも、四球があるだけで大きく成績を落とすこともあります。
乱調
効果:先発したとき、ランダムでイニングのコントロール-20
減少値は大きいものの、コントロールが良ければあまり影響はない。ただ乱調を持っている投手は「一発」「四球」を併せ持っていることがほとんどなので、同時に発動すると一気に崩れることもあり、影響は大きめ。
ランク付け
これらを主観で、影響が大きい順に並び替えたのがこちら。
- スロースターター
- 対ピンチF
- 四球
- 一発
- 対左F
- 打たれ強さF
- 乱調
- 回復F
- 負け運
- 短気
- ノビF
- クイックF
- 寸前×
- 軽い球
- シュート回転
- 力配分
- ポーカーフェイス
これが正しいかはわかりません。なので理論編(といいつつほぼ感覚だけど)はここまでとして、次回は実際に検証をしてみようと思います。
検証内容は「まったく同じ能力の選手に別の赤特をひとつずつつけた場合、誰が最も良い成績を残すのか」というものにしようと思います。準備に時間がかかるので、少し時間をいただきます。
ではまた。