アクション音痴と『Hyper Light Drifter』の出会い

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生まれてこの方、アクションゲームが大の苦手です。『スーパーマリオブラザーズ』は8-1でキラーに嬲られ、『ロックマン』はカットマンステージに大苦戦して放り投げ、『キングダムハーツ』ではオポジットアーマーに叩きのめされました。

そんな自分が興味を持ったのが『Hyper Light Drifter』でした。

当時はまだアーリーアクセスも出ておらず、プレビュー版が配信されるかどうかというところ。ピクセルアートでヌルヌル動くドリフター(プレイアブルキャラのこと)に魅せられました。開発元のHEART MACHINEに「プレビュー版を生放送で配信してもいいか?」と英語のメールで尋ねたほどです(返事は「もちろんだとも!」と快諾でした)。

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ゲームの内容は徹底的にシンプル。東西南北4つのエリアを開放して、ラスボスを倒すみたいなもの。剣と銃を駆使して、時には強化して、あるいは逃げ回って進んでいくゲームです。

アクションゲームとしてはそれなりに難易度が高く、現在イージーモードでまったり配信していますが、めちゃくちゃ死んでます。回避行動(ダッシュ)に無敵時間がなく、ダメージを受けるとキャラクターの動きが若干鈍くなります。とにかくヒット・アンド・アウェイが大事だと思わせてくれるゲームです。

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特徴のひとつとして、『Hyper Light Drifter』世界の住人は言葉を話しません。モゴモゴと声は聞こえますがおよそ人間の聞き取れるものではなく、重要な会話もグラフィックで提示されることがしばしばあります。

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なので、この世界で何が起こったかの理解と考察はプレイヤーの判断に委ねられます。自分は様々な種族が争って荒廃した世界観だと認識しています。作中の「モノリス」を集めることで世界を読み解けるとも聞きますが、それも日本語や英語で記されているわけではないので、最終的な解釈はプレイヤー次第です。ミステリアスな部分も、自分が惹かれた要因のひとつです。

アクションが得意な方なら、そこまで苦労することはないのでしょう。1日もあればクリアできてしまうと思います。自分はアクション音痴なのでまだまだクリアできていません(もう買って4,5年経っているのに……)。それでも少しずつ上達して、敵が倒せるようになっていくのは嬉しいですし、成長を実感できる瞬間でもあります。

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何度でも言いますが、『Hyper Light Drifter』は世界観、ピクセルアート、操作難易度、どれもが自分にマッチした人生の傑作に入るレベルのゲームです。それをなぜ今の今まで放置していたのかと言われると、弱ります。多忙にかまけていたとしか言えません。 

今は同社が開発している『Solar Ash Kingdom』も気になっています。3Dアクションのようなので更にハードルが上がるのですが、好きなゲームのために苦手なアクションを練習するのも悪くないな、と思う次第でした。