2017年11月22日、正確にはやや先行する形で、任天堂のスマホ公式アプリ『どうぶつの森 ポケットキャンプ』、通称「ポケ森」が配信された。『とび森』のスピンオフ作品としては、およそ2年ぶりの新作ということになる。スマホでいつでもフレンドと『どうぶつの森』が遊べるのはとてもいいことだね。
で、これを書いてるのが11月24日。配信されて大体3日。そろそろ効率の良い稼ぎ方とか、そういうTIPSが現れてくる時期だと思う。僕としてもいくつか思うところはあったので、一介の『ぶつ森』ファンとして、今日まで遊んでみて純粋に思ったことをつらつら書いていこうと思う。
……ところで略称って『ぶつ森』が一般的だよね? 『どぶ森』って呼ぶ人は見かけたけども。どぶの森て。
採集できるものの少なさ
文字通り、採集できるものが少ない。虫も魚も7種類くらい。レア物以外は売値も同じ。いつものように村ではなくキャンプということでコンシューマとの差別化もあったんだろうけど、それにしても生態系が死んでいる。秋の季節なのにスズムシやらの鳴き声は聞こえない。「オオカバマダラ」はプレイするまで存在自体を知らなかった。川の「イエローパーチ」といい、選出基準が謎。今後追加される……のか?
個人的に『どうぶつの森』は、各季節における様々なイベントや生き物との触れ合いを疑似体験できるコンテンツだと(勝手に)思っていたので、少々残念だった。
キャンピングカーの存在意義は……?
キャンピングカーは今までのシリーズでいう「我が家」と同じ。といってもそんなに頻繁に出入りするわけではない気がする。車の中に余分な持ち物を置いておけるわけじゃないし、隣にハニワくんがいるわけでもないし。前作までは少なくとも家を拡張していって自分だけの部屋を作るっていう楽しみがあったけど、今作はキャンプ場でそれを満たすことができる。じゃあキャンピングカーの存在意義ないじゃん、って話。
余談だけど、近年のキャンピングカー市場は右肩上がりらしい。キャンピングカーなんて見かけないよと思ったものの、どうやら年配の方々に人気のようで。初キャンピングカーが『どうぶつの森』だって人は多そうだなあ。
入れない鉱山、貯まらない素材
鉱山では素材やベルを稼ぐことができるけど、フレンド5人に手伝ってもらわないと入れない。つまり友達がいないと入れない。また、運良く手伝ってもらえたとしても、自分が忘れていると入れない(システムはよくわかってないけど、3時間おきにリセット??)。 この仕様は少し面倒だった。
鉱山の中にもフレンドや流浪の旅人がいて、協力するといつもより多くの素材が手に入る……とかで良かったような。ずっと張り付いていられるなら問題ないけど、そういうコンセプトのゲームでもないだろうしなあ。
なんせ、手伝うにしても「通知が来る⇒フレンド欄見る⇒手伝う」ってステップが必要になる。 今はまだマシになったけど、配信直後のサーバーエラー連発時なんてフレンド欄を見るだけでいっぱいいっぱいだった。まともに素材が集められない。マイニンテンドーのポイントが溜まっている人は、クラフトで必要になる各種素材に変換できるので、さっさと稼ぎたいのならそちらで。
住民はランダムじゃない
住民(旅人?旅動物?)は多分固定。最先端のスマホでも旧時代の遺物でも、同じキャンプ上に同じどうぶつが来る。どうぶつが増えるにつれ、誰をキャンプ場に招待するかの違いは出てくる。でも誰が来るだろうか……というワクワク感はあまりない。後から始めた人ほどそれは顕著になると思う。
近くでキャンプしている、という設定なんだろうから、それこそ完全ランダムで良さそうだったのだけど、システム的に難しかったのか。今までは「村にどうぶつが引っ越してきて、仲良くなると永住する」だから違和感はなかったけど、今回はレベルが上がると「どうぶつが遊びに来るようになる(文言忘れた)」ので、むずむずする。なんで誰が来るのか分かんの? って印象。そこは表示しなくてよかったんじゃないかな!
とたけけは置物
立ち上がると露出狂に見えてしまうとたけけは、250枚のリーフチケットをリリースすることでアドバンス召喚できる。でも特に効果はない。近づくと美麗なギター演奏が聴ける。うちのキャンプではエレキギター鳴らして邪魔したり、永遠に電灯をカチカチしてるやべーやつがいるけども。
土曜の夜に訪れると演奏会が開かれる……とかだったら面白いんだけど、さてはてどうだろう。特に何もなさそうな気がする。たぬきちはまだ買っt……招待してないからわからないんだけど、特別な効能はあるんだろうか? この2キャラを微妙な課金ポイントにしたのはなかなか謎。ちなみにAndroidのCMで演奏されていた『けけライダー』は流れない。
釣りや虫取り自体は最適化されていて◎
バリバリ文句を言ってきたけど、釣りや虫取りのシステムは良いと思う。シンプルになりすぎてツマラナイ! という声もあるみたいだけど、物理キーのないスマホで微調整が求められるとそれこそストレスだろう。このあたりの最適化は上手くできている。
しいて挙げるなら、虫取り網や釣り竿を持つことができるエリアは限られているので、どこでも虫取りや魚釣りができるわけじゃない。まあ、そもそも出ないんだけども。
まとめ
個人的な評価はやや低め。『ポケモンGO』と同じで、どちらかというと『どうぶつの森』シリーズをやったことがない人向けだなと思った。正直、Nintendo Switchあたりで出るだろう新作までの繋ぎという印象は拭えない。今後のアップデートで、洋服のクラフト以外にどんな要素が組み込まれるのかを楽しみにしたい。
どんなものが追加されるか……ということも書いてみようと思ったのだけど、そこまで熱が入るほど夢中になれそうもなかったので、今回はココまで。非常にスローペースなアップデートになると踏んでいるけど、元々がスローライフなゲームなので、それもまた一興。おつかいゲームになっている感覚は否めないけども。

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