箱庭スタジオ

「どんなときも遊び心」がポリシーのクリエイター・津上夏哉のブログです。

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ゲーム探訪:ポケモンになれなかった、隠れた名作『もんすたあ★レース』

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新し懐かしのゲームを、にわかゲーマーの津上がちょいとつまんで紹介する「ゲーム探訪」。第1回はKOEI、現コーエーテクモゲームスより発売されたレース×育成ゲームの『もんすたあ★レース』を紹介。

 

 

実はKOEIの記念作品

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ゲームボーイで発売され、来年で20歳となるシリーズ。派生作品の『おかわり』やナンバリングの『2』、鳴き声も聞けるプレステ版などが発売されたものの、残念ながら2000年に入ってからは音沙汰なし。一応、2009年に『モンスターレーサー』という類似したゲームが出たものの、関係性は一切不明。

 

ゲーム内容は実にシンプル。モンスター同士を走らせて、追い抜いたほうが勝ち。ストーリーは最高峰の大会であるベリーベストカップで優勝することが目的となる。これはすべての作品においてほぼ共通。

 

あとだいたいヒロインがちょろい。主人公にべた惚れする。ほぼほぼ初対面なのに、別れ際「優しくしてくれて嬉しかったよ、大会があったらまた会えるね」って言われる主人公のモテっぷり。『2』に至っては両手に華で修羅場に巻き込まれそうになるほどのモテ具合。いや、そういうゲームではないんだけど。

 

モンスターには芝生や砂地など地形ごとに得意苦手があり、スタミナも限られているので、いかに交代を少なく且つ効率よくレースを進めるかが鍵となり、なかなか戦略性に富んでいる。一体だけ集中して育てていればOK、ではない。ちなみに『2』はレース中にアイテムが使えるため、そのあたりの難易度はやや緩和。それでも苦手地形は極端に遅くなるので、交代がかなり重要になる。

 

もう少し詳しく話すと、地形は大きく分けて7つ。ほとんどのモンスターの得意地形は1つで、手持ちは6体まで。序盤は得意地形をカバーしきれず、あえて苦手地形を走らせるということも大事な考え方のひとつだ。複合地形も登場するので、手持ちのモンスターをどうするかにプレイヤーの腕前が現れる。

 

熱いアクションバトルがあるわけでもなく、内容もややマイナーゲームっぽいものの、じつはKOEIの20周年記念作品として制作されたゲーム。なので、そこそこ力は入れていたのだと思う。ただ、世間からはポケモンやたまごっちの後追いのようにも見えたかもしれない。生まれた時代が違えば、また評価は変わっていただろうか。

 

プレステ版は流通数が非常に少なく、4000~8000円で中古が売られている。無印や『おかわり』は安価で手に入るが、『2』は1000円を超えてくる。各種バーチャルコンソールには一切入っていないため、これらのソフトを買わなければプレイすることはほぼ不可能だ。

 

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モンスターを交代しながら走らせる。それだけなのに奥深い面白さがある『もんすたあ★レース』。中古ゲーム屋で見かけることがあったら、ぜひ手にとってみてほしい。

 

もんすたあ レース

もんすたあ レース

 
もんすたあ★レース

もんすたあ★レース