箱庭スタジオ

「どんなときも遊び心」がポリシーのクリエイター・津上夏哉のブログです。

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ネットコミュニケーションと「息苦しい環境」の破壊

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■僕は基本的にチャットベースの会話が苦手で、社内で打ち合わせをするときも、必ずどこかで時間を取って、口頭での話し合いで行なうようにしている。もちろん、些細な報告とかだとチャットのほうが楽というのはあるけど、各自の見解を述べる必要があるミーティングだとチャットでは上手くいかない。発言のタイムラグが発生するのも理由の一つだけど、僕は人の顔を見て話さないと気持ち悪くなってしまう。

 

今までやってきたアルバイトがほとんど接客だったからというのもあるけど、僕は割と人と話すのが好きだ。ネット上、それこそSNSなんかでは文字でのやりとりしかできないので、発言することすら面倒になる。対面なら声を発するだけでいい。ジョブズが人の指を最高のスタイラスツールだと言うように、僕は声こそが最高のコミュニケーションツールだと思っている。多少、難しいところもあるけどね。それは文字も同じだ。

 

僕は人の考えを汲み取る時に、表情だとか目の動きだとか仕草だとかをよく参考にしているので、字面だけでは非常に辛い。画面の向こうの相手は笑っているのか、怒っているのか、それとも何も考えていないのか、黒いドットの塊だけでわかるはずもない。うーん、ネットコミュニケーションへの辟易はまだまだ続きそう。

 

■で、これまた友人に聞かされた話なんだけど、世の中には結構「会社での人間関係を快く思っていない人」が多いのだそう。僕は正直、とてもびっくりしている。Twitterを見ていても、「会社は居心地よくない」「飲み会に行くのは気が進まない」という感想はかなり多い。僕は真逆だ。職場の人間関係は広がれば広がるほど楽しくて、飲み会には率先して参加している。

 

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同僚と乾杯。こういう状況、面倒だと思うか、そうでないか

 

リアルでの関係が面倒くさい。ネット上でのコミュニケーションに重きを置くとそうなるんだろうか。うん、案外そうなのかもしれない。大学生のときもTwitterをやっていたけど、結局一番活動的だったのは大学活動用に作った一般アカウントだ。つまりそれは現実の延長線上なわけで、ネットコミュニケーションとは少し違ってくる。

 

昔、それこそTwitter始めたての頃の僕は、「切れたナイフ」呼ばわりされるほど尖っていたようで(悲しいことに本人に自覚はなかった)、当時の旧友に会うたび「丸くなったな」「普通の好青年だった」と驚かれる。もちろん大人になったつもりはないので、何かしらに研磨されて丸くなってしまったのかもしれない。その何かしらってのは、やっぱり高校以降のリアルコミュニケーションなんだなと思う。なんだかんだ修羅場をくぐり抜けると、どんなトゲでも擦り切れちゃうんだなあって。

 

話を戻すと、僕はネット上でのコミュニケーションが苦手で、その代わり、リアルでのコミュニケーションがそこそこ得意ではある(それでも一種のコミュ障ではあるのだけど)。少なくとも「アイツとは関わらないほうがいい」なんてレッテルを貼られた覚えはない。それでも、相手が悪ければうまくコミュニケーションがとれないのは事実で、そして世の中の多くの人はそれが原因で、職場でのコミュニケーションを嫌っているのではないかとも思っている。仕事を選ぶ上で、人間関係は本当に大事なんだなって。

 

■仕事といえば最近、「新卒社員の3割が3年で辞める」はなぜ30年間変わらないのかというエントリーが話題になって、陸上競技のハードル走で名を馳せた為末大もこれに言及していた。

 

 

結論を言えば、僕も同じ見解だ。でも誤解を生むので多少は言葉を選ぶ。答えるなら「同じ環境・やり方で3年以上働くのは理解できない」という感じになるだろう。

 

僕は基本のスタンスが根無し草なので、一定の場所に腰を据えて取り組み続けるというのが苦手だ。環境を取っ替え引っ替えしたいというわけではないが、延々と同じ作業を続けていくということには違和感がある。良い意味でも悪い意味でも飽き性だ。現状に決してあぐらをかかず、常に最適解を求めて動き回るといった感じ。港町生まれでありながら、釣りには向いていないかもしれない。

 

新卒で入った会社でも、合わないと思うなら辞めてしまってもかまわないだろう。新卒なんて引く手あまたに決まっている。短期間で会社を辞めたというのはマイナスとして捉えられるかもしれないけど、それは言い方次第でどうとでもなる。僕だって前の会社は一年そこらで辞めてしまったけど、理由を隠すことなくきちんと説明できたから、今の会社にすんなりと入ることができた。

 

社会にいると、嫌でも話し合いになることは多いと思う。そこで説明せずに逃げてしまうと、会社そのものと意見を交わすことが煩わしくなって、結果的に職場でのコミュニケーションが嫌になる。そんなところで働いていて楽しいことなんてないだろう。嫌だと思うならとっとと辞めて、自分を活かすことのできる職場を見つけたほうがいい。それができない限り、真の意味で充実した毎日を送ることは難しい。

 

そして、それが許されない環境にいるのならぶっ壊せ。僕だってナン度もぶっ壊してきた。たとえば学生時代に二回ほど一人暮らしをしたけども、最初は「一人暮らしすることでいかに有益であるか」を親に対してプレゼンして、二回目は劣悪な家庭環境に耐えかねて、一人暮らしのための資金を貯め、家出状態でアパートの契約までこぎつけて親を説き伏せた。そうやって暴走した結果、自分自身が壊れてしまうこともたくさんあったけど、そういうことをやってきたからこそ今の状況にたどり着いているとも考えている。

 

もちろん、現状に満足なんてまったくしていないので、これからもマンネリの破壊活動は継続していくんだろう。意識を高く持っても意味はないけど、 理想が高いに越したことはない。環境改善のためなら努力を惜しまない。狡い言い方をしてしまえば、「楽をするためならどんな苦労でも背負う覚悟がある」という感じだ。楽してお金がもらえるんだったら、これほど楽しいことはないだろう?

 

■はつかねずみがやってきた。それでは、また。

 

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