箱庭スタジオ

「どんなときも遊び心」がポリシーのクリエイター・津上夏哉のブログです。

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「一方的な否定」ではなく、“理解する”ということ 他

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■夕暮れ、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』最終回を視聴した。このガンダムは津上の好みに合っていて、たびたび自作品で描いていたテーマを上手いこと投影してくれていて、非常に満足。理解という単語は良くも悪くも大事なキーワードだ。もう少し早くお互いに歩み寄っていれば、避けられた悲劇もあるかもしれない。

 

ラストの展開に感嘆するも憤慨するも自由だ。でも、そこで脚本を叩くような思考停止に陥らないでほしい。脚本に気に入らないところがあったのなら、まず理由を探ろう。自分はなぜ納得がいかなかったのか? ラスタルが善人のように振る舞っていたからか? 自分はなぜそれに苛立ったのか? 突き詰めよう。考えないことに理由はわからない。納得がいかないという思いには必ず裏付けがある。それを「理解」できるかどうかが、創作者のレベルを上げる一端を担っているのではないかと、考える。

 

■さて、いよいよ春アニメがスタートする。超楽しみ。今期はラノベ作品が7つとかなり多い。個人的には『すかすか』『ぜかまし』『クロプラ』を購読しているので、それらが人気になってくれたらいいなという思い。『冴えカノ♭』『サクラダリセットみたいな名作も放送されるということで、ラノベ界隈がそこそこ勝負に出てきている印象がある。

 

もう少し先を見てみよう。夏には天使の3P!』『ゲーマーズ!といった人気作がアニメ化。それ以降もフルメタル・パニック!』『キノの旅などが名を連ねている。並べてみると、人気作家の作品がことごとくアニメ化されているのがわかる。既存の人気作家以外の作品もアニメ化を果たしているけど、多くは小説家になろう出身の作品だ。また異世界モノか……と落胆する視聴者の溜め息が聞こえる。まあ、仕方がない。そんなことを言い出せば『ハルヒ』が流行した頃は学園モノばかりだった。

 

異世界ファンタジーの流行りがどうなるかはわからないが、なんとなくブームは落ち着いてきている印象。現に、「このライトノベルがすごい!」ではりゅうおうのおしごと!が文庫部門で首位に輝いた。それ以外にもメロディ・リリック・アイドル・マジック』『弱キャラ友崎くんなど、異世界モノ以外が名を連ねている。そしてこれらは業界関係者が推している作品で、つまりは「次に流行らせたいジャンル」だ。さしずめ、日常モノ、学園モノが推されてきているといったところだろうか。

 

もちろんそれが流行るわけではない。でも、世に本となって出版されるのは業界関係者が気に入った作品だけだ。このご時世、自費出版が大流行することはない。電撃小説大賞やネット小説大賞などのタイトルは良い傾向になる。もちろん自分の描きたいジャンルに固執することも大事だ。でも、時流に乗ることができなければ意味がない。死後に評価されたとしても、本人がそれを知ることはできない。今が大事なんだ。

 

■明日から新入社員が入ってくる。久しぶりの感覚だ。相変わらず自分が社会人という感覚がなくて、責任という言葉が非常に重く感じる。それでも先輩として振る舞う必要があるし、隙を見て後輩からも技術を盗まなければならない。

 

僕は知ることが大好きだ。強欲に言えば、できないことがあるのがもどかしい。だから何にでも手を出して、たまに失敗することもある。でもいいんだ。失敗しないと成功する方法がわからない。と、ここまで書いたところで自分の意識が高くなっているのを感じて気持ち悪くなってきたので、肩の力抜いて『ゼルダ』でも遊んできます。

 

いや……まずは電撃の原稿だね。間に合うかなあ。

 

■はつかねずみがやってきた。それでは、また。