箱庭スタジオ

「どんなときも遊び心」がポリシーのクリエイター・津上夏哉のブログです。

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Nintendo Switchこそ『スプラトゥーン2』のためのゲーム機だ

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ゼルダ』はそうなったけど、はたして「イカ」は?

 

3月の終わり、Nintendo Switchにおいて『Splatoonスプラトゥーン)2』のインターネット体験会、俗に言う「試射会」が行われた。新年度から昨年度の話をするというのも興ざめかもしれないけど、鬼に笑われるよりはマシだろう。

 

スプラトゥーン』は任天堂の新規IPで……と説明するのもバカバカしい。任天堂を知っているなら、『スプラトゥーン』の名前くらいは聞いたことがあるだろう。販売数が決して多くないゲーム機において、それでも単独100万本以上売り上げたソフトの持つ力は計り知れない。イカはゲームキッズたちの心を見事わしづかみにしたわけだ。関係ないけど、イカの塩辛って美味しいよね。

 

で、夏には新作『スプラトゥーン2』が発売される。その先駆けとして、3/25,26に体験会が行われたというわけだ。この週末は寝不足だったという人も多いだろう。かくいう津上も最初の朝4時からバッチリ参加した。さすがに日曜日の朝4時はグースカ寝ていたけども、それ以外はフル参戦だ。初代の試射会にも参加した(そしてニコニコに実況動画を投稿した。若干黒歴史)ので、久しぶりの感覚に胸が高鳴った。

 

もちろん、今さら体験会のあらましを説明する気などなく、現状の『スプラトゥーン』と比較することもできない(初代は半年ほどでフェードアウトしてしまった)。いつもの雑記感覚で、『スプラトゥーン2』の感触、そしてこのためだけにNintendo Switchを買うべきなのかどうかを考えてみたので、気になる人は続きから。

 

 

スプラトゥーン』が輝ける場所

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そもそも『スプラトゥーン』はどうあるべきだろう? 同作は対戦型アクションシューティングゲームだ。もちろんシナリオモードも用意されているけど、それを終えればいよいよ本番が待ち受けている。“対戦型”を謳うとおりメインとなるのはやはり他のユーザーとの対戦だ。これはFPSをはじめとしたネットゲームの運命とも言える。

 

シングルプレイでシコシコ遊ぶよりは、多人数でワイワイ楽しむ人のほうが多いだろう。もちろんシングルプレイを極めている人がいるのも事実だけど、一般的なのはオンライン対戦だ。だから試写会のキービジュアルもたくさんのイカが撃ち合っている様子だ。で、これって何かに通じるものがあるなと思うんだけど、やっぱりそれは男の子たちのエアガンバトルなんだよね。

 

今じゃ禁止されて日の目を浴びないけど、僕が小さいときはエアガンが隆盛していた。それこそ田舎者だったからテレビゲームよりは外で遊ぶほうが圧倒的に多くて、特に秘密基地でのエアガンバトルは毎日のようにやっていた。小学生だけど、木の上から通り過ぎていくところを狙ったり、それなりに狡猾で戦略的だった。僕なんかはちょうど歴史漫画にハマって戦略を考えるのが大好きだったから、参謀のように立ち回っていたね。まあ、強い人のあとについていけるから楽だったってだけなんだけど。

 

閑話休題。社会人になると、友だちと集まってゲームなんてことはなかなかできなくなってくる。そこで登場するのがオンライン対戦。僕が小学生の頃から『REDSTONE』『テイルズウィーバー』みたいなネットゲームは流行っていたけど、オンライン対戦はそこまでメジャーじゃなかったように思える(ほとんどが15禁とかだったりするからね)。

 

それが社会人になって、オンライン対戦ゲームに出会って、しかもそれが馴染みの任天堂のアクションシューティングゲームだったらどうなるだろう。間違いなくドガンとヒットする。

 

何が言いたいのかというと、なんだかんだ昔好きだったものって今でも好きなんだよね。もちろんすべての男の子がエアガン片手に大自然を駆けずり回っていたわけではないけれど、根底には同じものがあると信じている。男なんていつまでもガキンチョだ。銃とフィールドと敵を用意されれば、否応なしに戦場に繰り出すしかない。

 

また話が逸れそうなので核心に触れると、スプラトゥーン』は据え置き型ゲーム機向けのソフトじゃないよね、ってことだ。

 

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妖怪「イチタリナイ」ならぬ「ヒトリタリナイ」

 

据え置き機の利点は、充電が気にならないことであったり、メモリが多かったり、グラフィックがエクセレントだったりと様々。でもそれは『スプラトゥーン』に必要な機能だろうか。グラフィックは他社のFPSと違ってリアル志向ではない。メモリはどうだろう。DLCなどもなく(将来的にはわからないけども)、本体メモリというよりはネット回線が重要になる。

 

気になる充電だけども、Nintendo Switchはたしかに充電が減りがちだ。『ゼルダ』を3時間遊べば黄信号が灯る。でも、Nintendo SwitchはUSBからの給電が可能なので、大容量のモバイルバッテリなら問題なく充電ができる。バッテリーは約4000mAhなんだ、充電できないということはないだろう。持ってないのならマクドナルドにでも行こう。フィレオフィッシュとイカで海の幸三昧といこう。

 

スプラトゥーン2』が初代から変わった点、それは持ち運び可能な据え置き型ゲーム機、言い換えればタブレット端末に変わったことで、オフラインで持ち合うことが非常に楽になった。WiiUを持ち運ぶのは流石に億劫だから初代『スプラトゥーン』はネット上のみでの集まりが主流になったけど、『2』は違う。

 

本作は無線や有線によるローカル対戦が可能になった。これはつまり、『モンハン』のリアル集会所のようなものが、「リアルプライベートマッチ」が誕生するといっていいだろう。

 

 

昔は『マリオカート64』などのローカル対戦が一般的だった。オンライン対戦ゲームが増えてありがたみを忘れかけていたけど、隣りにいる友人と同じゲームで同じ喜びを味わえるのは貴重な体験だ。任天堂はその喜びを『スプラトゥーン2』でまた実現させようとしてくれている。

 

たとえば、『2』から変わった仕様にマップ部分がある。初代はゲームパッドのマップをタッチすれば良かったけど、Nintendo Switchにそんなものはない。ボタンを押し、またボタンを押すという感覚的とは言えない操作が必要になる。やりにくくなったという点で、不満の声が上がっているのも見かけた。

 

だけど、これもローカル対戦を意識していると考えれば話が変わる。隣の人と協力してゲームをしている時に、わざわざゲーム画面からマップへと視線を移す必要があるだろうか。少し声掛けをすれば、なんとでもなる問題じゃないだろうか? うわーやられた、ドンマイこのへん敵多いからあそこに行ってくれ、ようしわかった。このやりとりがあればマップなんて要らない。

 

慣れとちょっとの技術と抜群のチームワークさえあれば、それだけで『スプラトゥーン2』は120%楽しめるようになっている。

 

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射会はそこそこ活躍できた気がする……

 

結論を言おう。スプラトゥーン2』のためだけに、Nintendo Switchを買う価値はある。僕はそう思う。同作品こそ、Nintendo Switchの強みを最大限に活かせるゲームソフトだ。とかいっても、相変わらず家にこもっていそいそオンライン対戦のみに励むプレイヤーも多いと思う(特に前作からのプレイヤーにそういう人は多そう)。それもアリだ。他人に邪魔されない野良プレイにも、面白みはあるからね。

 

でも、一度だけでいいから考えてみてほしい。任天堂は口実を提供してくれた。『スプラトゥーン2』を遊ぶために集まるという理由を、忙しい社会人にも与えてくれたんだ。

 

今、『スプラトゥーン』にハマっている多くの人は、昔、友達の家で多人数型ゲームで遊んだ経験があると思う。『スプラトゥーン2』ではまさにそれを再現できるんだ。騙されたと思って、童心に帰って、心を許せる友人たちと『スプラトゥーン2』で思う存分遊んでみなイカ?

 

 

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