スマホの純正RPG『アナザーエデン』は、これからどう進化するのか

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何年続くコンテンツになるだろう。相変わらず時間を見つけては『アナザーエデン』を遊んでいます。RPGをプレイする時は非常にゆっくりと遊んでいくので、まだクリアはしてません。たしかまだ第22章くらい。ストーリーを程々に進めつつ、アナザーダンジョンを回ってはドルイドの書を探している段階。

 

というのも、ポム(ヒーラー)がいつまでも☆4にできないおかげで、他のキャラは軒並みレベルが上限に達しそうな勢いです。ボードを解放できてないキャラもいるので、そちらも早いところ解放したいのだけど、ヒーラーが脆くちゃまともに戦えない気がしているので、アイテム集めに躍起になっている状態。『ルビサファ』で例えるなら化石ポケモンを再生したはいいもののレベルが低いのでストーリーの進行を止めてレベル上げに徹底している感じ(わかりづらい)。

 

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現在のメンツ。真ん中にいるのがお荷も……苦労している方。

 

そんな感じで、やろうと思えばかなり長く遊べそうな『アナザーエデン』だけど、いわゆる一般的なソシャゲとは少し違い、フレンドのキャラを借りるなどの要素がありません。協力してマルチプレイというのも考えにくいところ。

 

モンスト』『グラブル』みたいなゲームに代表されるソシャゲは、新キャラやイベント、協力要素などをガンガン投入してユーザーを増やす・維持していく狙いが見えるけども、『アナザーエデン』はまったく異なる立ち回りをしていかなきゃならない。インタビューでもそんなことを言っていた。

 

 

それじゃあ、今後『アナザーエデン』はどういう方針で運営していくのか。僕はディレクターやプランナーの才能があるわけじゃないけど、コンシューマーゲームでむくむく育った世代(?)であることを踏まえつつ、『アナザーエデン』が数年レベルで遊ばれるために起こりうる可能性をいろいろ考えてみよう。

 

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【レビュー】ワンコインで遊べる見下ろし型アクション『神巫女(カミコ)』は、ドットで描かれる「和」の世界が美しい

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ハクスラのようで、『ゼルダ』っぽい謎解きも。『神巫女(カミコ)』はフライハイワークスより、4月13日にNintendo Switchで配信開始された和風アクションゲーム。500円という安さに何よりも驚くソフトだ。公式サイトでは「カンタン操作でサクッと遊べる!」と謳われている。

 

僕はなんといってもこのドットが大好きなので、つい何も考えずに買ってしまった。ドットいいよねドット。しかし、果たしてゲームの内容はどれほど面白いのか。500円を払うだけの価値はあるのか!? サクッと遊んだみたので、操作方法、ストーリーなどを追いながらレビューしていこう。

 

「神巫女 -カミコ-」紹介映像

 

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甘美な青春ミステリ『〈小市民〉シリーズ』をオススメする理由

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スイーツだけど、どこかほろ苦い。そんな雰囲気をプンプンに漂わせているのが、作家・米澤穂信の『春期限定いちごタルト事件』を始めとした青春ミステリ小説、〈小市民〉シリーズ。主役級の二人の少年少女がごく一般的な〈小市民〉を目指すことが目的なのだけど、にっちもさっちもいかないところが面白い。

 

今年12月に新たな短編の発表が決まり、テンションが上がってきた次第なので、知らない人のためにも〈小市民〉シリーズの魅力をつらつらと記してみよう。

 

※トリックのネタバラシはありませんが、若干ネタバレになるかもしれない部分がありますので、未読の方はご注意ください。

 

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米澤穂信『追想五断章』には賛同できない

最近、米澤穂信の『追想五断章』を読了した。今更感あるぞとか言わないでね。

※以下ネタバレ注意

 

追想五断章 (集英社文庫)

追想五断章 (集英社文庫)

 

 

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Nintendo Switchこそ『スプラトゥーン2』のためのゲーム機だ

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『ゼルダ』はそうなったけど、はたして「イカ」は?

 

3月の終わり、Nintendo Switchにおいて『Splatoon(スプラトゥーン)2』のインターネット体験会、俗に言う「試射会」が行われた。新年度から昨年度の話をするというのも興ざめかもしれないけど、鬼に笑われるよりはマシだろう。

 

『スプラトゥーン』は任天堂の新規IPで……と説明するのもバカバカしい。任天堂を知っているなら、『スプラトゥーン』の名前くらいは聞いたことがあるだろう。販売数が決して多くないゲーム機において、それでも単独100万本以上売り上げたソフトの持つ力は計り知れない。イカはゲームキッズたちの心を見事わしづかみにしたわけだ。関係ないけど、イカの塩辛って美味しいよね。

 

で、夏には新作『スプラトゥーン2』が発売される。その先駆けとして、3/25,26に体験会が行われたというわけだ。この週末は寝不足だったという人も多いだろう。かくいう津上も最初の朝4時からバッチリ参加した。さすがに日曜日の朝4時はグースカ寝ていたけども、それ以外はフル参戦だ。初代の試射会にも参加した(そしてニコニコに実況動画を投稿した。若干黒歴史)ので、久しぶりの感覚に胸が高鳴った。

 

もちろん、今さら体験会のあらましを説明する気などなく、現状の『スプラトゥーン』と比較することもできない(初代は半年ほどでフェードアウトしてしまった)。いつもの雑記感覚で、『スプラトゥーン2』の感触、そしてこのためだけにNintendo Switchを買うべきなのかどうかを考えてみたので、気になる人は続きから。

 

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一週間ほど全力で『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を遊んだ感想まとめ

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3月3日に任天堂の新型据え置きゲーム機「Nintendo Switch」が発売されて、ローンチタイトルとして『ゼルダ』の最新作『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(以下『BotW』)』が遊べるようになったね。生粋のゼルダファンである津上は、もちろん発売日にどちらとも買って、日曜に締め切りがあるというのにゲームに興じていたわけで(関係者各位は大変ご迷惑おかけしました)。

最初に感想を言っておくと、まあ面白い。ゼルダの当たり前を見直すと言っていた意味が少しわかった気がする。というわけで、今回の雑記は『BotW』をプレイしてみての感想(というかツッコミ)になるので、未プレイでこれから遊ぶ予定の方は読まないほうがいいかも。積極的なネタバレはしないつもりなので、それでかまわないぜって人は、続きからどうぞ。

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